2005年10月07日

ブログ時代には、展示会は評価情報流通の起点としての新しい価値をもつね

このところ、
CEATECで発表されたモノコトが、
どうブロガーに取材されて、発信されて、
それがまた引用されていくかってのを
興味を持ってみていたのだけど。


...きっかけは、某案件で、そこを重視した...プレスカンファレンスのタイミングとかも一体で情報発信拠点化をかなり重視したのをやったってのがあるのと、例の個人的な興味での京ポン2とかの話題の広がりを追っててなんだけどね。

いやー、ちょっとこの広がり方はスゴイね。
例えば、CEATEC WX310Kってキーワードでググってみるとこうなるわけだよ。

確かに専門メディアも入っては来るのだけど、ブログだらけだよねー。
...それは、タイミング的に当たり前だけどさ...すごい発信量だ。
この中でCEATECを直接取材した分がどれだけ入っているのかとかは、まだちゃんと見てないし、
結局これが最終的にどの程度の接触量をつくってるのかってのは、わかんないんだけどね。
でもまー、例えば、各記事へのユニークアクセスの平均が50くらいだとしたって大した量になるよな。

もちろん展示会に出なくたって、プレスカンファレンスみたいなことでだって、専門メディアの記事は出るし、それをブロガーが引用するってのはあるわけだけど、
実際にプレスじゃない一般ユーザが、製品をタッチ&トライし、社員を捕まえてはなしを聞き、競合ブースも含めて勢い感のようなもの・熱気を伝え...ってやれるのは、展示会っていう「総合的な体験」の場が提供するものがあるからこそだ。

結局、数カ所の専門メディアの記事を引用していくのだったら、引用の・トラバのネットワーク効果だってたかがしれている。
だって、ソースが数カ所に絞れちゃうなら、単純な構図のネットワークしかできないよね。
でも、あっちでは体験をもとにこういっている,こっちでは...ってのが幾つもあれば、それぞれが独自の価値を持つわけだからね。
そうなれば、複雑な引用のネットワークができる。
これなら、所詮幾つかの専門メディアにソースが絞られてしまう場合と違って、引用の引用も発生しやすい。

厚みのある評価情報が流れるようになるわけだよね。

ケータイのようなプロでもなかなか全ての商品を的確に比較・評価できないような複雑で使いこなしが難しい商品は、当然ながら、マジョリティレベルになるほど、「迷える消費者」になっていく。

こういう市場では、クチコミが...評価情報の流通がとても大きな力をもってくるわけだけど、
今まではオタク的に深い興味を持つ層と、身近な評価層...例えば「ケータイのことならあの人にひとまず聞いてみよう」っていう人...大抵の商品ジャンルで、20人集まればひとりくらいはいるものだ...の間で、情報回路が分断気味だったわけだけど、ブログがそこをつなぎ始めちゃってる面もあるんだよね。

そういう状況の中で、展示会は、評価情報流通の起点のひとつをつくるって点でとっても効果的かもしれないじゃんってこと。


「迷える消費者」って言い方は、もうこの5-6年すっかり得意な言葉になっちゃったけど、IT化・規制緩和・ライフスタイルの細分化・商品種爆発...なんかを背景に、ほとんどあらゆる商品が「自分にとっての最適を選ぶことが難しい」商品になっていっているわけだよね。
「迷える商品」分野では、ひとつはブランドに代表される「保証」が有効だし、もうひとつの側面は身近な「評価情報」なんだよね。
この評価情報をつくっていくという点で展示会はかなり有効かもしれないわけだ。

だから、ケータイに限らず、この構図は、ほとんどあらゆる業種で使えるわけだ。

パソコン、AV、ファッション、家具、住宅、金融、旅行...B2Bじゃなきゃ殆どなんでもありだな。
posted by waki at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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