2004年10月05日

付加価値ってことば

さっきの記事書いたら、
なんだか無性にこれ書きたくなって書いちゃったんでアップしますが、
くーだらない内容です。

--

付加価値:Value Added

価値が足された(増えた)んであって、
足されて価値が増えたわけじゃない


商品企画では、
とかくこれが誤解される。

というか、
わかっていてもど
いつのまにか
語感の呪縛にあうんだ。

付加価値

これは経営の言葉としてはよく機能するのだけど、
付加価値とはあくまでも結果なのだから、
実際は「引く」ことで求められる。
つまり引き算だ。
でしょ?

これを足したら、付加価値が高まる
なんてことを100%保証するものは
本来無いのだ。

何かを足す
のが
商品企画じゃないってことだ。

なにをもったい付けて
当たり前すぎることを言ってるんだ!!
とか言われそうだけど、

付加価値を高めることは
何かを足すことだ
と文字通り思ってしまっている人が
実際、けっこういるんだ。
理屈ではわかってても、
「付加価値を高めろ」と言われると
なにかを付け足したくなるって人が大勢いる。

語感の問題だね。つまり。

機能を足す
利用機会を足す
見栄えの豪華さを足す
対象層を足す ...

ところが、
実際は引くことで価値が生まれることも沢山ある。
例えば、シュガーレスとかさ。
...あはは
もちろんこれは新しい市場視点や手間を足しているわけだけど、
商品の企画としては引いている。

需>供時代・成長時代は、足すことが成功への近道だった。
使いそうもないような機能でも余計についてればありがたがったものだ。
...まるで、無意味に肥大化するMSのアプリみたいに。

でも、需<供・ゼロサム時代になると
むしろ削ることが大事になってくる。

もちろん、社会全体が需<供・ゼロサム時代だったとしても、ある程度以上の成長力のある分野は別だ。

例えば、ケータイはまだまだ新しい機能が欲しいだろう。...でも、そろそろ削ることが喜ばれるってのも出てきてるけど。

市場が、需<供・ゼロサム化してるなら、間違いなくまず削ることから考えるべきだ。

こうなると、「なにを残すか」だ。

残すものとは「本質価値」だ。

商品企画では
いったん付加価値という言葉を忘れよう。
その方が上手く行くことも多い。

足すにしても、引いてから足そう。

新たに求められる本質価値ってなんだ?
って問おう。

住宅数が世帯数を上回っている時代には、
住宅からなにを引くべきだ?

百貨店の売場から削るべきなのはなんだ?

無意味な装飾に溢れている日用品から引くべきものは多そうだ。...無印をブランド化する発想は、さすがだよね。(でもフランスで似たようなのが先行してあったんだけど)

音楽ビジネスから引くべきものはいっぱいあるだろう。...流通経路とかサ

量を削ってみようよ。...食べきり・飲みきりサイズってだけで新たな価値を生むわけじゃん。

会社の中で必要のないルールはなんだ?

街の景色を見渡して、必要ないのはなんだ?

日常の中から削りたいサービスは?
...スパムとかテレマの電話とか削りたいねー
...「○○も一緒にいかがですか?」って言われる時間も削りたい。そんなもの要らないよ。

CM挟んでしつこく重複させるテレビの構成も削りたいねー。
そんなことばっかりやってるから、
消費力のない暇人からしか視聴率とれないんだよ。

量を削る
質を削る
機能を削る
利用機会を削る(絞る)
対象層を削る(絞る)... ...

今となっては、世の中、削りたいもので溢れてる。
うちの中を見渡してもガラクタばっかり山のようだ。

ほんの30年くらい前まで
世の中「足りなかった」。
でも、いまじゃいろんなものが「過剰」だ。

...まず、おまえの文章を削れとか言われそうだな。
ごもっとも。

でも、こういうことを書き始めると
今度は、
「膨大な量」「別次元の量」が、
実は根本的な新たな価値を生むみたいなことも書きたくなるなー。
posted by waki at 01:23 | Comment(4) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
ずいぶんと久しぶりでご無沙汰ちゃんの石山です。

なんかネットコミュニティ自体が、
いろいろと仕事での絡みもありすぎて、、、
中途半端だったらいっそ一回、
それこそ今回のわきさんの記事のように、
削って「0」にしてみようと思い立ち
サイトやネットコミュニティ自体から離脱してました。

さて、本題。

ここ数年、日本のCMをはじめとするクリ部門の世界的評価は、
下降の一途である、とはよく聞く話だけど、
ボクなりに原因を考えれば、
一言で言っちゃうと「日本が不況だから」という答えがまず思い浮かぶんですよ。

不況、だから、まず数字が欲しい。
確実な数字が取れるという裏付けを求める。
それは、過去になんらかのデータがあるってことで、
それはイコール、クリエイティビティという観点から言うと、
「高さ」を求めるのは酷な環境に他ならないわけです。

なぜなら斬新なアイデアや画期的なアイデアは、
なにかの二番煎じ的じゃないってことを内包するから。

なんでこの話を書いてるかって言うと、

>CM挟んでしつこく重複させるテレビの構成も削りたいねー。
>そんなことばっかりやってるから、
>消費力のない暇人からしか視聴率とれないんだよ。

っていうコメントに妙に納得したし、
でも、やりたくてもやれない、やらない、(決済する人間にとって)個人的に責任を負いたくない、、、、っていう、
どこか社会的余裕のなさがすべての源になっている気がしてならないんです。

今の若手にしても、クリ部門にしても、
社会的に余裕がないから
絶対に失敗なんて許してもらえないし、試してももらえない。
イコール、チャンスも回ってこないし、
オレはいつになったら第一線に立てるんだ??的な環境は、
バブルを経験していろいろ試行錯誤することができたボクぐらいの世代から見ると、
ちょっと酷だな〜っても思うんですよね。


ということで、既にボクの視野の先は中国です(笑)


・・・冗談はともかく。
久しぶりなのでダラダラと書いちゃってすいませんが、
まぁ、相変わらず何を言いたいのかわからない乱筆乱文多謝ってことで(^^)/
Posted by 石山城@久々登場! at 2004年10月06日 00:43
>サイトやネットコミュニティ自体から離脱してました。

...なにがあったんだか。
でもまー、やめたくなったら止めちゃうに限るよね。

>社会的に余裕がないから

それはもう最近ずっとあるよね。

あと、日本のCMとかの評価は、
文化の違いによるものも相当あるよね。

それからクリ部門って言うのをどの範囲でいうかだけど、
広告やTVとかは低下してるかもしれないけど、
それ以外はむしろ向上してる方が多いと思うよ。

TVと言えば、
これ
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0410/01/news023.html
は、
面白かった。

なるほどねーって。

他チャンネル化に関わる部分が
個電化してないわけだ。

やっぱり各家には、
メインの「テレビ様」がいるわけだね。

うちはテレビ見ないというかあんまり重視してないから
あんまり実感ないんだよね。広告屋のくせに。

...未だに、10数年前に数万円で買ってきたヤツ使ってるし
このマンションは繋げば衛星とか見れるのに
そんなテレビだから見てないし...
Posted by わき at 2004年10月06日 01:24
そうそう、ボクもほとんどテレビはつけてるけど
「集中してみていない派」です。<同じく広告屋のクセに(笑)
調子に乗って書いちゃうと新聞すらとってません。
もっぱらネットのニュース配信。
でも、雑誌はものすごく買ってるかも。

ボクの情報ソースは、
 1.多岐にわたる友人たちとか、現地に行っちゃうとか
   …とにかく、リアルに体感できること。
 2.日々のネットニュース
 3.日々の雑誌
 4.ながらテレビ

 という順位付けができるのかなぁーと今はじめて気がついた。
Posted by 石山城 at 2004年10月08日 14:43
私はなんか最近雑誌も読まないですねー。

今日は、都心にいて、昼頃開放されたんで
城さんに電話でもしてみようかな??
とか思ったんだけど、

結局、ディーラーに行っちゃいました。
パーツ入ってるって連絡あったので。

...知り合いに運転してもらってて、
擦られて、パーツ交換。

そうそう、やっぱクルマの仕事してる時は
ディーラー覗いてみたりするし、
食品の仕事してる時は、スーパーとかうろうろしたりして
ってのが、大事って感じ。
↑情報収集のはなしにもどって。
Posted by わき at 2004年10月09日 00:54
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