2005年09月15日

企画書は、まず答えを書いちゃうこと。

毎日毎日そこそこの数の人が
企画書×作り方
みたいなキーワードで検索して
ここにやって来てくれる。

でも、
その殆どが、
プレゼンしやすい企画書の作り方
しか見てないんだよねー。

以前もそんな反省があって、
●企画書の種類 ...説得と理解と手順(その1)(その2)(その3
とか
企画書の基本的な構造
とか...
書いたわけだけど、
これらはアップした当時はともかく時間が過ぎるとほとんど読まれていない。

やっぱりこれらはぐちゃぐちゃ書いててわかりにくいのか、
それともキーワードとか検索エンジンの問題なのか?

なんにしても、「プレゼンしやすい企画書の作り方」みたいな
シンプルなアドバイスじゃないからダメなのかな?

--

ってことで、
ここでまたシンプルなアドバイスをひとつ。

企画自体をつくるのではなくて
プレゼンテーション用の「企画書」をつくるなら
いちばん最初に答えを書いちゃえ!
だ。

こんなタイトルの事業をやりたい
一言でいえば、中味はこんなもの

ってね。
最初の方の1ページで全部書いちゃうわけ。

もちろん、このやり方じゃ良くない場合もある。

それは、
プレゼンの受け手は、提案される内容についてある程度の心構えを持ってるわけだけけど、その心構えの枠から大きく逸脱するような大胆な提案をしようって時とか、
いっきに答えを見せると、よほど大きな根本的な誤解・困った予断に結びかねない場合...それが最初から否定的な空気をつくる場合...
とかだ。

そうじゃない場合
...殆どの場合は、最初に答えを言っちゃった方が良い。

特にロジック整理が苦手な人ほどそうするべきだ。

組織文化とかにもよるのだけど、
ほら、よくお利口そうに振る舞ってる人がつくるものって、

1.背景を簡潔に整理して(いろんな状況をちゃんと隙無く見てるよ、状況の構造の本質を理解しているよ)、

2.簡潔に「であるべき(方向性)」を整理して、
「なるほど、そうだそうだ!...で答えは?」って反応を引き出した上で

3.「だからこの答え」(登場感!)

ってやることが多いでしょ?

だから、そういうののマネをしようとする人が多いんだよね。

でもね、提案を聞く側が欲しいのは、
●より良い答えと
●その提案を受け入れた場合に身内に(上司や部下に)それを受け入れた判断理由を説明できる材料
だけなんだよね。
突き詰めれば。

書き方の順番なんてどーでもいいんだよ。

でもって、ロジック整理が苦手な人が、
なまじお利口そうな提案書類のマネをすると、
前段の整理・方向性の抽出と
答えが
うまくキッチリ・ガッチリ結びついて見えないから
かえって、前段の整理が
「これじゃダメなんじゃないのか?もっとよい答えがあるはずだ」
っていう不安を引き起こす材料にさえなるわけ。

これじゃ答えそのものに自信があるなら
前段はない方がいいってことにさえなるでしょ?


結論としてこうやろう。


1)極めて簡単な挨拶程度の...間違えようも無いような与件整理。
 ...ペースを掴むためだけのものだ。

2)いきなり答えの概要。
 こんなプロジェクトをやります
 +最小限に絞ったセールスポイントの羅列
 ...実際にプロジェクトがスタートして
 それをパンフレット一枚に表現するならこんな感じというレベルの内容

3)なぜそうあるべきか?なぜそれは成功するのか?
 例えば、簡単な市場の状況整理の中で、ここにチャンスがあるから...と言うとか。
 あるいはフィジビリティのキモになるようなことを押さえてまっせ!とか。

4)期待効果
 それをやるとどんな良いことがあるのか?を簡潔に。

5)答えの詳細
 こんなプロジェクトを、こんな収支計画で、こんな体制で...


提案の状況によっては
(3)と(4)は入れ替えるべきかもね。

つまり何かやらなきゃならないことが決まってる場合なら
(3)が最初だし、
まだまだ可能性を検討しているという雰囲気なら
(4)が先とかね。
posted by waki at 04:27 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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