2004年03月12日

夫婦別姓論議

これって行ったり来たりの典型のように思えるから、ちょっとだけ。

●姓氏の在り方については、実はかなりいろーんなパターンがある。

●夫婦の姓についても、基本的に5分類ある。
1.夫婦同姓・・・明治以降の日本とかキリスト教圏とか
2.別姓・・・中国とか韓国とか儒教圏、アラブの一部、カナダの一部とか
3.結合性(名前を重ねる)・・・台湾とかラテン系の国など欧州の一部や南米の多く
4.選択制・・・イギリスとかオランダ北欧・東欧圏とか
5.そもそも姓がない

●「明治以降の」って書いたのは、武家や公家に別姓制があったから。

●さらに言えば、明治期の民法の原案では、別姓制にするつもりだったらしい。
...大反対があって今の形になった。

●姓氏の発達は、以下のことが関係してるって言われている。
1. 資産の継承権の明確化・血縁組織の責任関係の明確化=扶養義務などの明確化
...だから、社会の在り方...特に富の在り方...豊かか否か、
どう管理できる種類の富(富の生産手段...田畑と技能じゃ違うでしょ?...とか)なのか?
...とかと深い関係がある。>社会の安定に大きく関わる。
2.近親相姦を防ぐため
3. 1.2.とも密接に絡んで、宗教の在り方

●つまり、本来安易にいじるべきじゃないけど...気分の問題じゃないけど...
社会のしくみが大きく変われば、変えた方が合理的ってこともあるわけだ。

で、今の状況だけど、
オレには何が合理的なのかなんて難しすぎて分かんない。
とてもじゃないけど、簡単に結論は出せない。

ただハッキリしてるのは、
適切に継承すべき資産(生産手段)ってのの種類が急速に変わってきてる
...以前は田畑だったり、家柄の権威・ネットワークだったり、工場とかの設備だったりしたわけだけど、
そういうものが生産手段の主流って時代は終わったよね。
殆どの人が継承するものは、直接的な生産手段じゃない資産(金とか居住地とか)と教育でしょ?
それから生産にあたって、血縁コミュニティの重要性も低下する一方だし。

もしかしたら、大事なのは...ここで本当に議論すべきは、
姓氏問題じゃなくて、
もっと結婚制度そのものかもね。

資産(生産手段)の継承/子供の扶養って問題が解決すれば、
本来は結婚制度なんていらないわけだし。
...実際、結婚制度を持たない部族社会もけっこうあるし。
...大抵そういう社会ってのは、継承すべき資産(生産手段)なんてろくなもんねーよっていう社会なんだけど。

なーんてね。
それこそ飛びすぎだね。

要するに難しすぎてわかんない。

でも、ハッキリしてるのは、一見した見た目の問題以上に、
これって社会のしくみと深く関わる問題から、
もっと議論を続けるべきだってこと。

ちなみに極めて個人的に考えると...うちの場合は、
継承すべき生産手段なんてないし...あえて言えば考え方や社会のしくみの見方を子供に教えてやるだけ...それだってどこまで正しいと言えるかなんてわかんないし、
こと社会的には...仕事の場面だと、うちのはずっと旧姓つかってるし、その方が便利だし、共同作業なんてないし、
別姓でもなんでもいいよ。
今のうちのことだけ考えたら、好きにしてくれって感じ。

ただ、ダブルネームは勘弁して欲しい。
別に組み合わせて変な名前になるわけじゃないけど、
長くなった分だけあきらかにめんどくさいから。

でも、もし
はらさんと結婚してて、ダブルネーム制だったら、
わきばら
だな。
サイテー
posted by waki at 04:02 | Comment(9) | TrackBack(1) このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
そりゃもう、ダブルネームで

寿限無寿限無 五劫のすりきれ 海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末 食う寝るところに住むところ やぶら小路のぶら小路 パイポパイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの 長久命の長助

と結婚したことを思うと、眠れませんよ。
Posted by march at 2004年03月12日 10:40
おっ!
子供番組好き??

子供いたりして。

--

初代セフィーロのコピー
「くう・ねる・あそぶ」(by糸井重里)は
ここからとったと信じてる私。
Posted by waki at 2004年03月12日 14:00
子供も子供番組も好きですねぇ。
子供いないけどたまーに子供番組見ますなんてことはオフレコで。

セフィーロのコピー、ワタクシも最初にCM見た時は寿限無寿限無を思い出しました。
ここからとったに1票追加。
Posted by march at 2004年03月12日 14:33
そういえば、「五劫」ってなんだ?
わかんないや
と思って調べたら、

こんなことらしい

--
「寿限無」:寿(歳)が限り無いという意味で、無限の歳。

「五劫のすりきれ」:一劫とは天人が3千年に一度、天くだって巖をなでる。その巖を撫でてすりきれてなくなってしまう年月を一劫という。五劫とはそれを5回繰り返すほどの、何億年と数えつくせないほどの長い時間。

「海砂利水魚」:海の砂利や水に棲む魚は、取りつくせないほど多い。

「水行末、雲行末、風行末」:水の行く先、雲の行く先、風の行く先は果てがない。

「食う寝るところに住むところ」:衣食住のうち1つ欠けても生きられない。

「やぶら小路ぶら小路」:”やぶこうじ”の木は、春は若葉、夏は花が咲き秋は実をむすぶ。、冬は赤色をそえて露を防ぐといわれめでたい木。

「パイポ、パイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナー」:昔”パイポ”と言う国に”シューリンガンという王様”と”グーリンダイという王后”の間に生まれた、”ポンポコピー”と”ポンポコナー”という2人のお姫様がいて、この2人が大変な長生きだった。−−という苦し紛れに取って付けたような話。

「長久命の長助」:最後に長生きで 親を長く助ける。

以上(出典)

--
Posted by waki at 2004年03月12日 16:39
上のコメントだけど、
出典にリンク付けたつもりだったんだけど、
改めてみたら付いてないみたいなんで、
そのままだと、たんなるパクリになってしまうので、
あくまでも元は、
これ↓です。
http://www1.ttcn.ne.jp/〜sagamihara/words.htm

これの丸うつし。
Posted by わき at 2004年03月13日 00:16
『ちびまる子ちゃんの音読暗誦教室―子どもたちとすべての大人のために』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087803813/qid=1079151539/sr=1-9/ref=sr_1_10_9/249-0833562-4106764#product-details

にも載ってますよね。ワタクシはこの本で全部おぼえました。
Posted by march at 2004年03月13日 13:20
marchさんの興味の広がり方って
なんか新鮮だなー。

今までなら、この本を手に取る自分が想像できないもん。

でも、面白そうだね。
Posted by わき at 2004年03月13日 16:14
面白かったですよ。人に勧められる本です。

新鮮ですか。そうですか。うふふうれしい。
フレッシュフレッシュ。
松田聖子よりもフレッシュになれるでしょうか。
乾いた人間になっては楽しくないですからね。
日々精進。
Posted by march at 2004年03月13日 16:55
私は夫婦別姓賛成です。
世の中が多様性を求めている時代に
どうしてこんな簡単な法律が通せないのか
とても不思議です。

親も今の姓とくっつけて名前付けてくれたと思うし。
改姓して小田マリさんとか、それも嫌ですよね。
Posted by vanilla at 2007年08月14日 01:28
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ブログで拾った夫婦別姓の声(6)
Excerpt: 今年最後のこの企画です。来年からは日時に年を加えないと、と思いました。
Weblog: 夫婦別姓を待つ身の溜息
Tracked: 2004-12-30 20:02
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