2005年07月08日

フリーランスにとって「偉くなっちゃう」ことの危険性

どんな世界にもあることなんだろうけど、
プレイヤーとしての仕事にこだわっていて
しかも「偉くなっちゃったりする」と
辛いことになりがちだ。

「あの人はセンセーだから」とか
「あの人は上層部のお気に入りだから」とか
「あの人は高いから」...
なーんて言われ始めちゃうと

「現場の権限」を持っている者から見れば
「煙たい」存在にされちゃう。


フリーランスで才能ある人でよくあるパターンが

●どんどん成功する
・一緒に仕事をしてきた発注者側もどんどん出世する
・自分も相手も歳を取る


●一緒に仕事をしてきた発注者側は上級管理職になって現場から離れる
・フリーランス本人は、以前と同じように振る舞う(才気ある人にありがちなように、いろいろ仕切り、リーダーシップを発揮し、自由に議論をふっかけ、時にはプロジェクトの成功のためには横暴にも見えるくらいに振る舞う)
・しかしその時、現場の発注側は、これまでつき合ってきた人たちより一回り若くなっている。経験も能力も上回っていて反論もできず、上司と仲が良い相手は、実に煙たい相手だ。


●自然と発注量が減っていく。

で、ここからが問題なわけだ。

それなりに「偉くなっちゃった」なりに、
仕事の種類ややり方を変化させていける人

そうじゃない人:プレイヤーとして留まりたい人

分かれていく。

仕事の種類ややり方をかえるっていうのは、
例えば、
自分の事務所を強化してプレイヤーとしての仕事は部下に任せ、営業や経営に専念する
とか
上級職相手のコンサル化する
とか
もうフリーランスでいることは諦めて、どっかに入っちゃう
とかとか...
そういうことだ。

こういう才能がある・こういうことやってて楽しい人なら
問題ないのだけど、
そうじゃないと、この方向も厳しい。

プレイヤーとして留まりたい人(あるいはそれ以外の生き方ができない人)でよくあるパターンは、
「じゃー、仕事減っちゃった分、営業するか!」方向ね。

実績も能力も充分なハズなのだけど、
相手が違えば企業文化も違って、同じ業界でも相当程度進行の仕方などが異なるから一からこれに慣れる必要があるし、
実績と能力をあまりに振りかざせば、
結局のところ同じように(新しい相手は経験を通して能力を把握していない分なおさら)煙たがられるから、
ほとんど駆け出しのころの気分に戻れないとダメだ。

--

つまり何を言いたいのかっていうと、
「それなりに偉くなっちゃう」前に、
そうなった時のことを考えて準備しておかなきゃダメだってことだよね。

仕事の種類ややり方を変えるならその準備。
そうじゃないなら、
取引先の幅づくりや、煙たがられないような若手との関係づくりとかね。

でもさー、実際はできる人・人気のある人ほど、
仕事を選べるから、
結果的に最もよい仕事ができるところに「絞って」いっちゃう
ことが多いんだよね。

--

こういうこと
「オマエはできてるのかよ?」
って言われたら、
「まるで出来てない」
って言うしかない。

こういうのは殆ど自戒を込めて書いてます。
posted by waki at 15:14 | Comment(2) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
お疲れさまです。

勉強になります!
業界は全く違いますがすごく同感です!

私の業界は私の年(梅雨が明けたら34)でそうとう上の年代です。

提携先(スポンサー)の上の人はまだまだ年上ですが
現場っていうか、直接やりとりする人間は若いのが
多くなってきました。
Posted by yasu at 2005年07月10日 00:36
yasuさんこんばんは。

この手のことって、大抵の職種でありますよね。

でも、その仕事内容の...職種の歴史にもよると思うんですよ。
古くからある職種ほど、
職種別共同体的なものがなにかしらできていて、
それなりに「偉くなっちゃった」なりの場を用意していたりするんですよね。
Posted by わき at 2005年07月10日 02:26
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