2005年06月30日

なぜ対人能力の価値が高くなっていくのか?

仕事の才能にはいろんなものがあるけど、
この10数年、一貫して市場価格を上げていると思われるのが対人能力だよね。
(もちろんこれはいろいろなところで「そう言われている」というだけで、数字で把握できるようなことでもないのだけどサ。
でもまー、そうなのだっていう前提ではなしを進める)

対人能力って言ったって、いろいろあるわけで、
昔ながらの男芸者的能力もあれば、
クライアントのニーズをキチンと理解する能力
さらにその上で自分のウリモノを売り込んでいく...説得する能力...プレゼンテーション能力なんてのもあるけど、
要するに全部ひっくるめてコミュニケーション能力だ。

つまり、
「相手を理解」して、
その上で何かを「伝える」能力だよね。

なぜこの能力の値が高くなるのか?
ってのは、
なぜ、複雑化する社会では、サービス業従事者ばかりが増えるのか?
ってのと
基本的に同じだと思っている。

世の中の需給バランスは、
殆どの先進国では80年代初期以降(日本ではバブルで若干後ろにずれたけど)
大きく変わった。
需>供が、需<供に変化したわけだよね。

だからこそ、良いモノを安くつくったからって
ほっといても売れなくなったわけだ。

そうなれば、
(ニーズの把握を起点にする...顧客視点を重視する)マーケティングが発達するのも、
サービス業が発達するのも、
対人能力がより重要な能力になるのも
当たり前じゃん。

だって、以前より買い手がエラくなっちゃうわけだからさ。
買い手・売り先を知ることが、以前より
ずっと大事になって当たり前。

って
思っているのだけど、
この考え方は、あまりに乱暴、粗雑すぎる??

もちろん、個別の業種・職種とか見れば、いろんなことがあるんだろうけどさ。

--

なんだか最近、どうにも体調悪し。
うちのと交互にひっくりかえってます。
...早く梅雨明けしないかなー。

--
ほんのちょっと解説的な付け足し(050702)

「需>供」時代なら、最も大事なのは生産性だ。

であれば、組織の構成員は生産装置を中心に歯車のように機能してくれた方が良い。
別にメーカーに限らず、例えば小売りとかだって同じだ。
効率的に客を捌くことが客にとっても正義になる。
=成長期のダイエーとかの考え方ね。
良いモノを安く途切れなく供給してくれるのなら、
別にかまってくれなんて言いやしない。

しかし、「需<供」時代になれば、構成員は、
ニーズのアンテナになる必要があるし、
それにあわせた動きは、どうしても手前の生産性よりも、今そこで売るための個々の柔軟な動きが大事になってくる。
それは、販売部門や企画開発部門だけでなくて
あらゆる場面でそうなのであって、
例えば、生産部門だって、
「需>供」時代は「スピード」が要求されていたのが、
「需<供」時代は「アジリティ(迅速性)」が要求されるようになる。
...つまり、売れ方に合わせた素早く柔軟な変化だ。

そうそう、以前にも別の切り口で書いたけど、
今は「スピード時代」じゃなくて
「アジリティ時代」だ。

スピード時代の基準は、生産性だから、スピードメーターは組織の内側にあるわけだけど、
アジリティ時代の基準は、顧客・市場だから、メーターは外部にあるわけ。
posted by waki at 21:57 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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