2007年04月07日

開拓すべき新分野の専門家を集めた専門部署をつくった方が、かえってその分野で遅れる??

以下、ほとんどまったく具体的なことは書けないので、
何言ってるのか分かったような分からないようなになるかもしれませんが、

例えば、古くは世間がニューメディアって騒いでいたときに
真っ先にニューメディア部門をつくったところって
結果的にビジネスにするのは、遅れがちだったりしませんでした?
みたいな話しです。

前々から、なんとなくそう思ってたんですよ。
専門部署つくって、詳しいヤツ集めたりすると、
いつもとは言わないけど、
結果的にその分野で遅れることが多いって。

今回は、ニューメディアじゃもちろんないけど、
ある今注目すべき分野・テーマで
その専門部署がちょっと前につくられて
その会社を巻き込もうとして
アライアンスの相談に行った人が
「5年後の事業立ち上げを目指して頑張ろう」みたいに言われて
「ビジネスの速度じゃない...今時計画経済じゃあるまいし...機会を逃しちゃう...ダメだなー」って思って帰ってきたって話しです。
難しいのは良く分かるんですが、
それでも、ビジネス機会って点から考えると、
出来るだけ1年、どんなに遅くても2年以内に立ち上げなきゃ
話になんないんですよ、それは。

どうしてそうなるのか?を
過去の経験+勝手な想像で考えてみると

1)そういう部署で成果について考えなきゃならないのは、部門トップくらいで、
殆どの人は、まだあまり詳しい人がいないその分野について
「詳しい」ってだけで重宝される。

2)だから、社内のいろんな部門だったりに呼び出されて、
「詳しく話して」いれば、仕事した気に...役に立ってる気になれちゃう。
...オレってスゴイよねー♪って、気持ちいいわけです。
後は、「立派なレポート」つくってね。
こういう「詳しい人」ってのは、お勉強は大好きだけど、リスクテイクは嫌いだから、調査レポートつくるのとかは大好きなんだよね。

3)詳しいが故に実際にビジネスにしていく上での問題点も山のように見える。
既存の部門の中でその方面の検討が始まってても、詳しいアイツらが言ってるんだからっていう立派な理由を得て、それが止まっちゃう。

4)実際に具体的にビジネスとして進めるとなったら、
ある程度会議室のド真ん中に座らなきゃいけなくなって
上座でお客として詳しさを披露してるだけじゃ済まなくなる
...気持ちよい状態じゃなくなる。

5)部門マネージャも「詳しい人たち」の言うことには、なかなか反論したり、強行して進めるってのはしにくい。

6)そもそもが、例えば、技術に明るいってのと、その技術を応用したビジネスをつくるってのは、まったく別の能力だからね。
本気でビジネス作っていく気があるなら、周囲を引っ張ってゴリゴリ進められるような人材をもっと厚く入れなきゃならないハズで。

7)要するに、こういう部門は、「ウチも注目されてるその分野に詳しいですよ」とか「力入れてますよ」っていうポーズなんだよな。

なんてことなんじゃないかと思うのです。

そんなこんなで、専門部署をつくったところは、
「どこより詳しいレポート」だけが生産されて、
肝心のビジネスが生産されないと。

で、
結局、ビジネスとして上手くやるのは、
ひとまずビジネスつくるぞって機会重視で動いちゃって、
専門知識や専門分野のネットワークが足りないところは
大手が動く頃には必ず幾つか有力なその分野のベンチャーって出てきているものですから、
そういう元気の良いところを巻き込んで
いっきに作っていくところになったりするわけですよね。

いや、もちろん、念のために言っておきますけど、
こういう新部門が全部が全部役に立ってないなんていう気はないですよ。
少なくとも、いろんな場面で社内に必要な知識をこれが無い時より効率的に供給しているのは事実だろうし、
ちゃんとグリグリとビジネスをつくっていくケースもあるわけだし。

--

あのあたりから、「オマエ、うちのこと言ってるのか?!そんなふうに見てたのか?うちはそんなことないだろ!!」とか言われそうな気がしたので...
そうです、そこはそんなことないです。
posted by waki at 01:09 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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