最近、プランナーの資質とか成長の仕方について、
燃料(の埋蔵量)とエンジン
っていう言い方をよくしている。
エンジンって言ってるのは、
論理的に思考できる力とか、必要に応じて視点を自在に動かせる力とか、人を巻き込み説得し議論を整理していく...さらにはチームの中でキチンと振る舞え嫌われない対人関係力とか...
そういう種類の能力のことだ。
インプットされれば確実に処理していく能力。
燃料って言ってるのは、
何に役に立つかわかんないようないろんな知識を膨大に幅広く備えているとか、
それと表裏一体の、なんにでも興味を示して突っ込んで調べたり考えたりしないといられない性格とか
...そういう...一言でいえば関心力みたいなものね。
...時々、後者については、「豊かなヘンタイ性」って言い方もするけど。
でさ、
最初にいっきに伸びるのは、
これはもう間違いなく
エンジンが優秀なヤツなんだよね。
最初のうちは
とにかくまずは「キチンとできる」ってことが優先だものね。
でもさ、
エンジンが優秀なだけで、燃料(の埋蔵量)に乏しいと、
何年か経つとエンストしちゃうんだよね。
本人は、
「ひとまずデキル」人になっちゃうし、
やればやるだけ手練れになるから、
課題にチャレンジするっていうより、「処理」するって感覚になるし、
そうなりゃ、
「つまらなく」なるわけだよ。
周囲も、
「彼は手堅いけど、こっちが思いもよらなかったものが出てこないよな」
って感じるようになっていく。
思いもよらないような切り口、思いもよらないような深み...
それとは違って
最初はスロースタートでも
持続的にどこまでも伸びていくってタイプは、
最初はエンジンがそれほど優秀じゃなくても、
燃料の豊富なヤツ...豊かなヘンタイ性を持ったヤツ...関心力がひときわ強いヤツなんだよね。
そういうヤツの方が、やりたいことが尽きないからね。
やりたいこと:動機は、着実にエンジンも改良していくし。
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この話の延長で、
どんな本(本に限らず様々なかたちの情報)に興味を持つか
ってのがあって
専門書とかビジネス書とかで学べるのは、
エンジンの改良についてのことだよね。
...スグに「使える」本ってわけだ。
でもって、燃料になるのは、
むしろ「スグにはまったく使えない」本のたぐいだよね。
ビジネスとは直接まったく関係ないものだったりする。
直接関係ない分野の学問とか芸術とか趣味とか...
科学関係の本とか、宗教や歴史だったり、小説やマンガやゲームや映画、あとはまさにいろんな趣味の追求だったり...
エンジンの優秀性だけで、立ち上がりが素早いタイプって、
とかく「使える」情報が好きだけど、
むしろ意識的に「使えないけど、少しでも面白いと思える」情報に触れるようにしていった方がいいね。
そういうことをしていれば、自然に面白いと思えることの幅も広がっていくし、
そうなれば、
分野を超えた...というか関心分野が重なり合うところで、化学反応が起きて、新しい見方やアイデア=やりたいことが出てきたりもするものだし。
その方が、持続的な成長力がつくし、結果的にはいつまでもこの仕事を楽しめるはずだよ。
2006年12月01日
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