2005年04月06日

電力という視点から見る IT基盤整備の落とし穴, あるいはITという電力問題

大手町の電力不足(山崎潤一郎のネットで流行るものII)

以下、私の認識に古い面があるかもしれないけど。
...そういう面があるようなら是非教えて。

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電力消費についての問題の中でも最も重要なものが、ITの電力使用量増大なんじゃないだろうか?

今から5年以上前だけど、その当時でさえNTTグループだけで日本の総電力消費量の15%程度を使っている!!ということを聞いたことがある。


もちろん発電設備計画・管理計画とかは、平均使用量よりピーク電力が問題になるから、相変わらず夏場のエアコンとかが問題になるわけだけど、年間を通しての総使用量とか季節変動抜きのベースの使用量って点じゃ、ITが最大の問題になるハズだ。

ハズだって言ってるのは、業種別データみたいなものは割と揃ってるのだけど、そのさらに内訳...例えば、工場が使ってる電力の増減なのか、オフィスのそれなのか?、さらにはオフィスの中での何なのか?といったデータは(あるところにはあるのかもしれないけど、少なくとも私は)見たことがないからだ。

ただそれでも、
製造業のそれが、割と横ばい...景気変動と見て良さそうな感じで上下しているのに対して、
製造業以外の電気使用量は一貫して伸び続けているということや、

製造業でも多くの分野で直接製品製造に使う...工場で使う部分は効率化している(全体としてそう考えて良いだろうっていう個別事例がいっぱいある)し、空調関係も効率化しているハズなのに、全体として減っていないのは、製造業のオフィスで使うITが大きいんじゃないかって想像できる。

IT関連だって確かにコストパフォーマンスって点じゃ省電力化は進んでいるけど、それ以上に機器数の増大と性能向上追求から電力消費量は確実に増えているはずだ。

前述の山崎さんのブログ記事にあるように、
電力問題というのは、あまり注目されないが、
様々な点で気が付かないうちに
IT戦略推進のボトルネックになりかねないもの...とても重要な要因だ。

電力問題と言うより、電力問題を中心にITの器(施設)を見ると多くの問題・課題が浮かび上がるってことね。

●まずは電力確保そのものの問題そのものがあるよね。
...ほんのちょっと古いビルだと...インテリジェントビルなんていわれてたものでも...端末数やサーバを増強していこうと思ったら、ビルの電気容量自体が壁になるなんてことは良くある。
...さらには、山崎さんのレポートのように、地域の問題(変電所の問題)になっちゃうことさえあるわけだ。

●次に、リスク管理の問題がある。
...ITはますます様々な面で企業の生命線になってるわけだけだから、万が一にも止まっちゃならないわけだ。リカバリできるだけじゃダメだ。止まってる間にどれだけの損失がでるかが問題だ。
例えば、データセンター使ってるったって、自分ところの電力に問題があったらアクセスできなくなるじゃん。
停電って実は局所的には意外と起きているし、落雷対策とかもちゃんとやろうと思ったら、施設単位で見直さなきゃならない。

●次に、施設問題そのもの。
...例えば、まさに山崎さんのレポートのように、耐荷重の問題とか空調の問題とかも出てきちゃうわけ。

●最後に、コスト問題。
...増大し続けるオフィスの電力使用量の問題って見落とされがちなんだけどさ。
これだけ大きくなってくると、コージェネ自家発電とか、電力消費からの機器選択とかってのを考えていく必要があるよな。

もちろん、これらって全部一繋がり...一繋がりに捉えるべきことなんだよね。

--

最初に、私の認識に古い面があるかもしれないけどって書いたのは、私がこういう認識をもって整理したのって、実はもう7年も前のことだから。
その後は、いちおー関係あるようなニュースがあると気にして見てはいたけど、今一度きちんと現状整理してみようとはしたことは殆どなかったので。

...だから、この手の状況について認識があってるか否かわかる人は教えて下さいね。
改めてお願いします。

山崎さんのレポートでは、問題は変電所だったりするわけで、
もしかしたら、これからは電力供給者側の問題の方が大きくなっていくのかな??
...オフィスエリアに厚く、工場エリアには前より若干薄くみたいな調整とか。
もちろん電力業界の規制緩和のこともあるしね。

ちなみに、この認識を持ったきっかけは、
NTT関係の仕事で、こういった概念をTPMって言葉で打ち出していこう...もっと意識してもらうようにしようって提案したのがきっかけ。
...以前にも書いたけど(>保存書庫)。

これは、立ち上がりはこの手のとしてはそこそこの勢いで展開したんだけど、
その後、某業界団体が別の意味...しかも割と近い分野で同じ言葉をずっと使ってきていて、
止めてくれないかってNTTに申し入れがあって、
もちろんこっちは代理店の法務とかがちゃんと権利関係とはチェックしてたんだけど、
NTTは、(今でもそういう面は強いけど)当時は今より遙かに
公器意識と鷹揚さがあったから、
あっさりひっこめちゃって
ヘナヘナになっちゃったんだけどさ。

でもなんにしても、この問題意識ってのは、もっと浸透させるべきだと思うなー。

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今日は子供の入学式。

私の中の公立小学校像と比べて、
思ったよりずっと小学校の先生や周囲の人たちががんばってるなーって印象を持って
とても満足・安心して帰ってきました。

もちろん、気になることも幾つもあったのだけど、
そのうちで最も大きかったのは、

司会進行の副校長が、校長を紹介する時に

「校長先生よりお話を頂きます...」

って言ったことやそれに類する場面での微妙な表現。

子供たちだけに言うのならまだわからないでもないけど、
明らかに、来賓と保護者に向けても同時に言う場面なわけ。

例えば、企業のセレモニーの時に、
顧客や社外のステークホルダーを前にして
「○○社長より、お話を頂きます...」なんて言うか??
バカ会社ならともかく。

「校長○○よりお話させていただきます」
とか
「ご挨拶申し上げます」とか
言うんじゃないの?

そりゃもちろん、営利組織である企業と
コミュニティの中にあって、コミュニティの一部であり、コミュニティ自体も責任を負うべき存在である公立学校を一緒くたにはできないよ。
保護者は、税金納めてるんだから、ちゃんとサービスしてくれて当然なんだっていう受け身の意識は間違ってると思う。
お客じゃなくて直接間接的に運営にも関与すべき当事者だよね。
もちろん。

でも、
だからと言って、
お話を頂きます...
ってのはあり得ないと思うんだけどね。

もちろん、自分自身が敬語...いや日本語もけっこうデタラメっていうか、まるでなってないのを棚に上げて書いてるわけだけし、
普段は(自分もなってないから)こういうことには極めて鷹揚...というかどーでもいいって思うくちなんだけど。

でも、こういう物事の関係性の捉え方...姿勢というか文化性の根っこを示していると思われるような表現には、とても敏感になってしまう。

つまりここでは、とても真摯にがんばってはいるんだけど、
根底の部分で公僕意識...サービスの供給者だっていう意識がまだ根本的に欠落してるんじゃないのか?
って思ってしまうわけ。

...これは役所共有の問題...一種の文化問題だよね。

さっきバカ会社しかやらないって書いた表現を
割とへーぜんと、役所の人間が...それも中央官庁とかでもそこの幹部を外部向けのイベントとかで紹介する時にやったりするものね。
それが選挙によって選ばれた政治家なら場合によってはともかく、いくら幹部でも事務方の身内のものをそういう言い方はないでしょー?
って常にカチンとくるわけ。

あーそうそう、これと関係して
PTA会長のはなしが...
これは止めておくか...
でもね、
私としては非難したいわけじゃなくて、
セレモニー語としての出来なんてのはどーでも良くて、
ちゃんと中味のあることを言ってくれていたと思うし、
それにだいたい、
PTAの会長ってのは、
それこそサービスをしてくれて当然の相手なんかじゃなくて
ボランティアでやってくれているのだし
保護者のボスなわけだから
土台としてはかなり無条件で敬意を払うべき・耳を傾けるべき相手であって
一部から聞こえてきた意見はちょっと違うんじゃないのかなー??
って思っただけ。

もし、こんなこと書いてるなんてバレたら
五月蠅い人だとか思われちゃうだろうか??

いや、別に個々人がどうかってのを言いたかったわけじゃなくて
ただこれを例にして、もっと日本の公っていう部分に染みついてる文化みたいな事をちょっと言いたかっただけですから。

ほんとに、全体としてはとても良い印象を持ちましたよ。

いや、そんな評論家的な言い方は、ナマイキ・失礼ですね。

うちの子バカだから、
本当に
「どうか、お願いいたしますぅー」って
頭を深々と下げたい気分です。

この点では、
ほんとにいろいろ配慮してもらってたことが分かって
ありがたかったです。
感謝です。

まーこんなところ読んでないでしょうけど。

...最後にほんのちょびっとだけ今日の出来事書くつもりがかなり長くなってしまった。
posted by waki at 23:37 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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