2005年04月01日

ADT・仕事の生産性・時間の使い方・オフィスソリューションの設計目標 つづき

前回の続き

この問題を、
情報量爆発の問題と捉え
対策は、効率的な情報収集・取捨選択と
極めてインスツルメンタルな対応していると間違ってしまう
...ますます情報に振り回される深みにはまっていくってことだ。


例えば、安易な解決方法の一つとして、
情報収集の効率化のために
RSSリーダを使うなんてのがあるとする
ところが、土台で間違ってると
ますます多量の情報に振り回されるだけだよね。
...うちでも1日に千件近いの新着記事が更新される

この問題は、
「ワーク時間の質の問題」と捉えるべきだ。

知価労働の成果は、時間量に比例しないからだ。

事務処理的な...マニュアル化可能な仕事なら、
細分化された時間になってしまっても
(若干の効率低下はあったとしても)
成果は時間量に比例する。

だから、世に出回る仕事本とかは
「無駄な時間をつくるな」
通勤時間とかを上手く使え
とか書くわけだ。

このルーツは...時間を細分化しろっていうルーツは、
きっとテーラーイズムなんだと思う。

規格大量生産時代の工場では、
工程を細分化し、単純化することで上手く行った。
これは、時間の細分化という見方も出来る。

オフィスの仕事もサービス業も
いろんな分野で、この1世紀ちょっとの間は、
ひたすらこの工場での成功例を応用してきた
...本質的には...って言えるだろう。

タイムカード、休日の取り方、
労働報酬の算定基準、役割分化・マニュアル化の考え方...

コンサルでさえ、基本は拘束時間トータルの請求
=時間量比例の成果ってタテマエなんだからね。

でも、知価産業時代に競争力を決するのは、
知価労働部分の成果に他ならないでしょ?

これは、時間量とは比例しない。

10分を20回手に入れた
ってのと
総量はちょっと少ないけど、3時間纏まった時間を手に入れた
ってのなら
例えば、企画を練るなんて時には
後者の方が断然有利だ。

もちろん時間質の問題は、なにも時間のまとまり具合だけが問題なのではないけど、
最も重要なポイントにはなるハズだ。

例のCNETの記事でも、
>ニューヨークのある巨大ファンドの経営者と話をしていた時のことです。
>彼は、従業員に対し、1カ月のうち何日か「考える日」をつくるよう
>求めていると言いました。
とかって事例が出ているけど、
そーいうことだ。

会議に出なきゃとか、レポート書かなきゃとか、業界ニュースもチェックしなきゃとか... ...to doリストが頭の中にざぁーっとできてしまうと、
さしてプライオリティを付けずに、
どれも「やらなければならないこと」ってことで
殆ど均等に処理していこうとする。

でもこれだと時間に追われるだけだ。

「考えること」なんてのは、
それこそかけた時間量が成果に比例しないって直感的にわかるからこそ
後回しにされがちだ。

でも、仕事の目的・ゴールを
もうちょっと俯瞰で見てみれば、
マネージメントや知価労働者が価値を生む本質は
考えること
でしかないはずだ。

だから、
時間について思い切ったプライオリティ付けが必要で、
纏まった時間・集中して考えることができる時間をまず確保し、
その上で、
残りをその他の作業の時間に当てはめるっていう考え方が重要だ。

もちろんこれは、
「考えること」なんていうなんの成果保証もない時間を
与えられることこそが恐怖だ
って人も大勢生むだろうけどね。

ちっちゃな例で言えば、
余った時間でRSSリーダをチェックすればいいわけで、
チェックする時間がないなら、
全部Mark All as Readボタンを押しちゃえばいいわけ。

もっとも私とか、千件くらい新着のサマリーが表示されてても
それこそざぁーっと見て
ほんとに数件だけ気分で見て
後は消しちゃう。

もちろんとても重要なニュースを見逃している可能性も高いけど、
だからどーだって言うんだ
どっちにしたって見る時間なんてないんだ
考える時間の方がよっぽど大事さ
ニュースなんて材料でしかない
設計したり組み立てる時間を削ってまで材料調達に時間掛ける必要はない
そりゃ本末転倒だ
ってことだ。

RSSリーダみたいな情報収集のはなしはまだしも、
実はもっとやっかいなのは
人付き合いの問題なのかもね。
ITでコミュニケーション手段があまりに多様化してきたから
手軽に相手の時間を縛るコンタクト要求を出しまくれるんだよね。
ケータイとかメールとかメッセとかさ
これもね
考える時間は
ブチって切っちゃえばいいわけ。
ただそれだけ。

要は
仕事の目的・ゴール意識をどのレベルに置くかだし、
それに伴うプライオリティ付けの明確化だし、
それに沿った時間質管理だ。

--

前回のも、あまりに一気に書いたので、文脈不明になってる部分もあったので
少しは修正しておきました。
時間あったら、ざっと見直してみて下さい。

--

時間の流れ方の変化って視点では、
過去に書いたこことかも見てみて。

とにかく、今、時間に注目すると見えてくることが多いような気がしている。

--

こうやって読め読め!って言うのこそが
ADTづくりに貢献してる??(w
posted by waki at 14:29 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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