2004年06月29日

空想ロボット進化の系譜

先週ある仕事に関連して、
アニメや特撮モノとかの中でのロボット
...って言っても、
アトムみたいな所謂ロボットらしいロボットから、
ヒューマノイドじゃないけどロボット...タチコマとかね...
サイボーグ、
それからバイオロボットとか...巨神兵とかはバイオロボットとかって言い方も出来るでしょ...も
R.U.R(ロッサム社のユニヴァーサルロボット)を起点にして
日本のモノ中心だけど、できるだけピックアップして、
それを時系列軸×自律←→他律軸を基本に
進化系統樹みたいな表現で整理してみるって作業を半日もかけてやった。


「半日も」って言っても、
ネットがなかったら...個人の研究成果とかを
こんなにネット上で簡単に調べられる時代じゃなかったら、
下手したら何日も...いやもっとかかったてたかもな...

とにかく実際になんらかの点で重要なエポックって言えると思ってプロットしたのが、40弱、
ほんのちょっとでも作品概要を調べたのが、その3〜4倍くらいだった。

こんなの5-6年遡ったら、とてもじゃないけど半日でできっこない。
もともとよほど知識が有れば別だけど。

で、やってみて面白かったのが、
なんだかホントに生物の進化系統樹みたいなんだよね。

そういう作品の出始めの60年代-70年代初期は、
それこそカンブリア大爆発みたいに本質的なバリエーションがいっきに花開く。
作品自体の多さなら70年代とかの方がずっと多いんだけど、
ひとつひとつの独自性がすごく高いわけ。
飛行機とかの進化もそもそもそうだものね。
黎明期にはとにかくいろんなバリエーションがでる。

で、70年代になると、
圧倒的にマジンガーZの系統...他律=ビークル化→巨大化の系統が発展するんだよね。
他の系統...特にサイボーグ・改造人間の系統はバリエーションが狭くなってしまう。

それから、現実世界との相関も面白い。
例えば、現実世界で巨大化技術(タンカーの巨大化とかジャンボジェットとか)がピークに来てる頃に、ロボットの巨大化傾向も実質的にピークを迎えてて、ガンダムとかが出てくる頃には一部の例外を除けばむしろ縮小傾向になっている。

それから、60年代は単一のスーパーヒーローによる中央集権処理だけど、
どんどん分散処理が...特に70年代後半に入ると進み始めて、そのうちに複数の役割分担が当たり前になってしまう。

あと明快な正義のピークが70年代ってのも面白い。

...書き出すとキリがないな。
もー面白い発見がいっぱいあるんだよね。

社会の意識・世相、中心的な作家の世代経験、現実世界の技術進化、作画技術の進化、マーチャンダイジングの進化... ...いろんなものが反映されてるんだけど、
図にしてみると、なんだか割とシンプルにいっぺんに見えてくるんだよね。

そのうちに、もう出しても問題ないだろうっていう時期になったら、
その図を再点検して載っけます。
...当分無理だけど。

でも、できることなら本当はネットに載せたいんだよね。
だって、
そうすれば、オタクな人たちの鋭い意見を聞けて、
いっきに精緻化できる可能性があるのものね。
...こんなところは見てくれないかな。
posted by waki at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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