2004年06月17日

それは著作権者のためになるのか?それとも著作物流通業者のためなのか?

自民に新たな「族議員」誕生−−「知的財産」(NIKKEI NET)

この記事はここ↓でみつけたので
トラバ:アップル、英国・フランス・ドイツでiTunes Music Storeをスタート(くまりんが見てた!)

以下、思いつきで
わぁーっと書いたのだから
あんまりマジで読まないようにして欲しい。

このテーマは自分の中でもいろんなことが混乱しがちだし。

==

知財保護。

うん。すごく大事だよね。

特許やデザインやブランドや音楽や画像・映像とかのコンテンツ...は重要な資産だ。

日本も通ってきた道だとは思うし、韓国とかもつい最近までそうだったけど...

例えば、日本製スクーターのまるっきりコピー車が中国で氾濫とかってのは困る。

【北京モーターショー04】上海奇瑞…どっかで見たことがあるかな(レスポンス)

で、クルマやAV機器は、権利者(著作者)自体がメーカーだ。

その権利の「保護」はわかりやすい。

でも、例えば「邦楽CDの輸入差止め」とかってのは、
誰のためになるのか?

消費者のためにならないのはもちろんだ。

...こじつければ、音楽ビジネスが停滞すれば、結局リスナーが損をするのだという言い方もあるかもしれないけど、それは風が吹けば桶屋の論理と変わらない。

今となっては「音楽ビジネス」が崩壊したとしても、
音楽供給はけっして止まらない。
いくらでも新しいルートはつくれる。
...既に「モノ」じゃなくて「データ」で流通可能なんだから。

それから、ほんの十数年前なら「クオリティの高い音楽」をつくろうと思ったら、多くの投資とそれによってある程度人生を保証されるしかけ...ダメなら流通に関わるとか...が必要で、つまり「プロ」である必要が高かったけど、今は、才能があれば、お小遣いと片手間だって相当のことができる。
映像とかだってどんどんそうなってきている。
個人的に「著作権料」を取るしくみだって、
考えてみればシェアウェアと同じやり方ができる。
実際、オリジナル映像で金取ってるエロサイトはいっぱいあるでしょ。
だから、ほんのちょっとだけ長い目で見れば、
決して供給は止まらない。

著作者のためにならないというリクツもまったく同じだ。

こじつければ、国内市場が結果的に縮小するとか、海外市場開拓やそこでの権利保護は誰がやるのだとかってリクツをたてられるだろうけど、
それもこれも、今の収益システムを守ろうということでしかない。
機会さえ用意されれば、あっという間に、そういうことに関わるエージェントが育ってくるのは、金融市場の規制緩和とかみてたって明らかだ。

結局こういうのは、著作者を保護してるのではなく、
その周辺で著作物の流通に関わってる者...その既存のしくみを保護してるだけだ。

いや、既存の音楽ビジネスの保護が悪いとか
壊せとかは言うつもりはない。

変化の速度をコントロールするのはとても大事だ。

理想主義の急進改革は、いいことがない。
ロシアと中国とどっちがお利口だったのか、今じゃ明らかだ。

でも、本質的な流れに逆行するようなことやってると、
それこそじり貧にしかならない。

誰のための知財保護なのか?
それは本質的な流れに逆行してないのか?

ってのは、よーく見ておこう。

大事なのは、日本初のコンテンツがもっと充実し、
著作者・制作者が稼げる>だからもっとコンテンツ制作が活性化し競争力を持つ
って方向に行くことだ。
結局は、そのことで著作物流通に関わる人たちも潤うわけだし。

それから諸悪の根元のようにみえる再販制度だけど、
これを維持すべきだと声高にさけぶ人たちは、

再販制度がなくなれば、
・地方ではコンテンツ入手できなくなる(都会人の論理だ)とか
 ...新聞社とかは「国民の知る権利が侵される」とか
・ライブラリが維持できない...廃盤とかが増えるだけだとか

そーんなウソばっかり言ってるわけだけど、

再販制度なんてものがあるからこそ、
一握りの企業がメディアを実質的に握ってるからこそ、
知る権利が既に侵されてるんじゃないのか?
とか

地方のコンテンツが地方から発信しにくいのも
そもそも再販制度があるからでしょー
とか

再販制度やそれに類するものがない国の方がフツーなのに
そういう国はどーなのよ
国民の知る権利は侵されてるの?
日本よりまともに見える国のほうが多いけど??
とか

iTunesMSを見れば、
そんなものない方がよっぽどライブラリは維持できるんじゃないの?
多様性が維持できるんじゃないの?
とか

だいたい再販制度の歴史的な役割は多様性を拒む...一元化のためのしくみじゃん
(日本の単一市場化に大いに貢献した。
大きな目で見れば、東京言葉を浸透させる公教育とか、
JASとか、東京に無理矢理集中させられた業界団体とかと同じ役割だ)

言い出せばキリがない。
再販制度維持をさけぶ人たちの言ってることは
自分たちの経営が揺らぐってこと以外
あらゆる点でリクツになってない。

そーいえば、4-5年前に本家サイトの方で
著作権関連をテーマに書いたけど、
あまりに成り行きで思いつきで書いたから
ゴミ箱入れちゃったんだっけ。

これね。
posted by waki at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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