2006年06月25日

ピークエンド効果

●映画・ドラマ・スポーツ観戦、旅行...
 もっとも印象的だったシーン・エピソードと
 最後のエピソード...終わり方で
 全体の印象の8割が決まると言われている。

 ...例えば、今回のワールドカップなら
 結局多くの人の印象に残るのは
 オーストラリア戦の最後と
 ブラジル戦の玉田,最後に泣いてたヒデってことになる。

 あと1年もすれば、クロアチアと対戦したことなんて忘れちゃう人続出。

●送別会とかで、泣きたくなったりするのは、
 「あの人とは特別な苦労を共にした」とか
 「特別良い思い出がある」とか
 あるいは、直近に仲が良かったという人だ。
 仲が良かったのだけど、良くも悪くも強いエピソードがなく
 なんとなくフェードアウトした人ってのは、
 とかく忘れられてしまう。

●過去の恋人の印象も同じ。
 最も強いエピソードと分かれる時の印象で8割が決まる。
 それが、良いものであれ、悪いものであれ、
 強烈だと、ずっと後をひくわけだ。

 時間が経った時に、
 「どんな分かれかたしたっけ?」って思い出せない相手は、
 つき合ってなかったのも同然。

●歯医者などの苦痛を伴う治療では、
 最も痛かった時と、治療の終わり間際の痛さで
 全体の苦痛度の印象が決まる。

 この応用として、例えば、
 胃カメラを引き抜く時に
 たとえ苦痛時間が長引いてでも
 ゆっくり丁寧に苦痛のピークレベルを押さえることで
 結果的に苦痛の印象を相当程度やわらげることができると言われている。
 
●どんな大プレゼンでも
 1日経てば
 結局クライアントのプロジェクトチームのみんなに
 共通して印象に残っているのは
 もっとも盛り上げるキモページの部分と
 最後の質疑応答の時の空気だ。
 
 だからこそ、「ここがキモ」ってところに
 準備の時の8割の力・集中力を使うべきだし、
 プレゼン最後の質疑応答の時間が残りませんでした
 ...なんてのは論外なのだ。

●クライアントのマインドシェアが高いぞっていう営業は、
 例えそこにいる必要がなくても
 最後の現場とか打ち上げには必ず顔を出して
 苦労や歓びをクライアントと分かち合おうとする。
 
●会議でもっとも「できる人」って注目されるのは...

●ボーナスの査定の感覚部分は...

●先生にとっての生徒の印象ってのは...



終わりよければ、全て良し。

これはけっこうな真実だ。

さらに言えば、

印象の総量は、
印象の強さ×継続時間ではない。

あくまでも、ピークレベルが重要だ。

ピークとすべきところでどこまで集中できるかだ。

ダラダラしてても、決めるとこは決める
ってのと、

最後を飾る
ってのは、
ホントに重要なのだ。

--

もっとも個人的には、

華々しい成績を収めたところでスパっと引退するスポーツ選手とかアーティストとかも良いけど、

それ以上に
例え結果的に醜態を曝したとしても
「できるところまで、オレはやる」「だって、○○が好きだから」
って人の方が、

ずっと遙かに好きだけどね。

そういう

カッコ悪いのがカッコいいなー

とか思ってしまうのだよな。

--

このあたりのはなしに関係があるところで
以前にも書いたと思うけど

感情を整理するのに、
...喜怒哀楽の感情が立ち上がって整理付くまで
30分掛かる。

ってのがある。

強い怒りは、ゆっくり10数えたって、治まらないのだよ。
少なくとも30分経たないと、
冷静にその自分の中の怒りと向き合えないわけ。

だから、
ピークをつくる一連の感情の盛り上がりから落ち着きまでも
30分なんだよね。

映画とかは、約2時間。

起承転結の「起」で一定のドラマに向き合う感情を立ち上げなきゃいけないわけだけど
これにだいたい30分なわけだ。

そうだ。
興奮しやすい人とかは
人のブログ読んでも
書き込む前に、30分時間取った方がいいね。
posted by waki at 03:42 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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