ほらよく仕事で成功した女性とかが
「ちゃんと愛情もってつき合えば(仕事に没頭してても)大丈夫。子供は親が思っているよりもずっと強い。親が自信を持っていて人生に満足していることの方が大事」
みたいなことを言っていることがあるでしょ?
...っていうか、そういう言い方のばっかり流れるんだよね。
それは経験に基づくもので、まさにその通りだったのかもしれないから否定しないけど、
そういう言葉に惑わされて、
孤立無援で子供と仕事の板挟みで振り回されてる女性とかみると、
罪作りだよなー...あーいう成功した女性たちのアドバイスって...って思う。
そういうアドバイスってよーく聞いてみれば
大抵は、子供がすごく健康で、精神的にも安定していて...
さらに例えばおばあちゃんとかの支援があったりして...
なんだよね。
そりゃそういう条件があれば、親が自分に自身持ってることで充分だったりもするだろうよ。
もちろん中にはそうじゃないのもあるのだけど、
そういう時は大抵、そのママ自身がよっぽどのスーパーウーマンなのか
あるいはもっと別のなにかが余程恵まれているってことだよ。
そういうのは、特別だから、エピソードになるわけ。
でね、
子供って、同じ親が育てたって、本当にいろいろなわけだし、
愛情かけようがかけまいが、育て方の問題なんかじゃなくて、手がかかる子供ってのはいっぱいいるのだよ。
手がかかる子供ってのは、それだけ手をかけなきゃダメなんだよ。
いつもめいっぱい見ていなきゃならない酷く手がかかる時期が、1歳で終わるのか、3歳なのか、6歳なのか、もっと続くのか...なんてのもわかんないんだよ。
それで人生計画狂っちゃうかもしれないけど、しょーがないじゃん。
大抵の父親なんてなおさら、いろんな子供がいるのだという現実を見る機会が少ないから、どうしても観念的に...愛情があれば...とか思うわけだし、
ジイバアだって、もし娘が手がかからないタイプの子供だったら、
経験に基づいて同じように誤解するのだよね。
実際に、手をかけるしかないのだ、たっぷり時間を取るしかないのだってなったところで、
家族や会社や社会制度や...の無理解への恨み節もいっぱい出てくるだろうけど、
それはそれとして...特にそういう手がかかる子供なら父親を思いっきり巻き込まなきゃダメだろうけど...それはそれとして、
現実問題として、子供は日々成長していくんだから、今、必要なら、今、手をかけなきゃ。
仕事の現場で嫌われようとなんだろうと今はとにかく子供と向き合うしかないじゃん。
もし、子供が手がかからず、周囲の環境にも恵まれているのなら
それはそれでラッキーなんだと思うこと。
それを勝手に一般論にして周囲に押し付けないこと。
このはなしって、ものすごく簡単にしちゃえば
十把一絡げにするなよ
塊・集団について話してることと
個人のことをまぜこぜに考えるなよ
ってことですよね。
子供はいろいろ
ママもいろいろ
パパもいろいろ
ただ、子供の一時期...手をかけてくれー!!って叫んでる時期ってのは、とっても大事だし、
後から取り返しがつかないこともあるじゃないか
って
それだけ思ったんです。