2008年12月17日

POPだけ

マス4媒体が、全広告費の3/5を越えていたのは、そんなに昔のことじゃない。

今は、丁度1/2という感じだ。

残りの多くを占めるSP媒体は、
電話帳や折込が減ってきてはいるけど、全体として伸びている
...と言われてきたけど、
実際には、あきらかに今年に入って、交通広告や屋外広告も激しく減っている。
それも秋になって減ったわけじゃなくて、それ以前から減っている。
交通広告が今一段と酷い状況になりつつあるのは、電車に乗ってみればわかるしね。

伸びているのは、実質、
POP(購買時点広告)とDRM(DMなどのダイレクトマーケティングメディア)だけだ。

DRMも個人情報絡みでいろいろと面倒は多いし、スグに限界がくるだろう。

要するに、伸びるのはPOPだけなわけだ。
(もちろんネットもあるけど、ここは話しが面倒になるから意図的に外している
「ネット」っていう括り方は、技術理解とかが利用を縛ってた時代には適切な括りかもしれないけど、今となってはもっと目的別に分解して捉えるべきでしょ?...こういうのは、広告業をマスメディア業って括るのとかと同じくらいナンセンス)

前々から聞こえてはいたけど、この秋には、
全体としての広告費の大幅削減と売場への注力を公言しているメジャー企業が幾つも出てきた。

SP媒体に分類はされてはいるけど、交通広告や屋外広告は、
マスじゃないってだけで、かなりの部分が認知やブランド形成に関係した使われ方をしている。マスに準じた役割なわけだ。

こんな状況なのに、流れの変化はこんなに急なのに、
広告業界には、
例えば、この棚にPOPを入れたら、売上はどのくらい伸びる?ってのが想像つけられるような者がどれだけいるだろうか?

もちろん、居るのだけど、そういう人が、全体の流れを決めるキーマンになっている?
逆にそういう人が、全体の流れを決めるような充分な視野の広さを持っている?

もっともっとマジになろうよ。そろそろ焦った方がいいよ。もういい加減。

(オレもしつこいなーと思いつつ、繰り返すけど)
この10年の変化なんて、大したことじゃない。
だって、新しいネットっていう分野が出てきて、既存分野を食っただけでしょ?
既存分野に根本的な構造変化があったわけじゃないし、予算配分の大構造だってたいして変わらなかった。

これからは、本当に、レガシーメディアが根本的な構造変化を起こすんだよ。
今までの仕事のやり方が本当に通用しなくなるのだよ。

テレビのIPTV化は絶対に止まらないし、紙の新聞や雑誌は実質的に死ぬし、POPやOOHや折込なんかが担ってきたものの電子化もどんどん加速する。
ブランド形成も分かりやすくマスを押さえてイメージを流すってカタチじゃなくて、こういう新しいかたちに変化したメディア間のクロスメディアで表現していくことになる。
それもたんに共通表現ってだけじゃなくて、情報と行動のリンケージを伴ってね。

メディアの変化の時期と、予算配分を大胆に見直させる後押しをする景気の潮目変化が一変に来るってのは、なんなんだろうね。
ワクワクが止まらないよ。

こういうショーバイ:プランナーってさ...市場がフリーズしちゃうと困るんだけど(93年とかみたいにね)、ガンガン構造変化してくれるのは、(たとえそれが、景気が悪くなって既存の基盤を大幅に壊すものだとしても)大歓迎だからね。
散々言ってきたことをやっとマジに受け止めてくれる土壌が出来るっていうか、相手のケツに火をつけてくれるっていうか。
そうじゃなくても、根本的な構造変化に対応するしくみをつくるのは、腕のふるいどころだからね。

来年はもっといい仕事が出来そうな楽しみな予感。
posted by waki at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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