2008年12月15日

加速するから、つんのめる。

今の経済危機の状況をつくったのは、
時価会計導入の影響も大きいって考え方がある。
(もちろん、それだけじゃないけど)

数字が連鎖反応していって負の連鎖が止まらなくなっちゃうわけだ。

時価会計とITは無関係じゃない。

IT化の大きなテーマとして、ずっと最上位を占めてきたのが、
「アジリティ(迅速性)の向上」だ。

迅速に内部状況も外部状況も把握し、迅速に対応するためにね。

迅速な対応って言えば、
日本企業のリストラもかつてない迅速さで進められている。
リストラだけじゃなくて、
いろんな計画の見直し...削減に次ぐ削減も、極めて迅速に進んでいる。


これが、需要と消費者心理に大きな打撃を与えないわけはない。

もうね、来年の消費者心理はクラッシュ状態だと思うよ。

みんなが状況に迅速に対応するから、いっきにコケるわけ。

個々が、素早く正しい判断をするから、全体ではコケる。

面白いね ...面白くはないか、この状況は...

これからは、大きな単位で、かなり意識して、
ダンパーつーか、 ショックアブソーバつーか、 五つ数えて三つ誉め...つーか、 ファイアーウォールつーか、 バッファエリアつーか... をつくらないとね。

遅さも、それも価値だよって。

来年は丑年だし。

--

消費者心理はクラッシュ状態になるって書いたけど...

確かに、今の生活不安度数は、ぶっちぎりで過去最悪なんだけど、
面白いのが、9-10月より、8月の方が、不安度が高いんだよね。

きっと、ガソリン価格とか、いろんなものが加速度的に高くなってたから、そこに肌感覚で不安を感じてたんだろうね。

でもさー、ある程度お利口さんだったら、9-10月の方が、今の状況がアタマに浮かんでるハズだから、よっぽど不安だったハズだよね。
ガソリンが下がるより、リーマンショックの方が大きいはずだもの。

折角、消費者心理にはそういうタイムラグというか、バッファ構造があるのに... 迅速にリストラだものな ...まー個々の企業とすれば仕方ないのだけど。

--

取引先によく言ってるのが、
「来年の消費者心理は、2003年あたり」に良く似たものになる
ってこと。

リストラの嵐と就職難は、98年くらいから続いてたわけだけど、
当時は、ITバブルの希望もあったわけ。あっちがダメでもこっちがあるさ的な。
で、髪も茶色になって、肌も色が濃くなって、ファッションの幅も出たんだけど、
ITバブルは弾けちゃうわけだよね。
ホリエモンの逮捕を待つまでもなく、2003年には、多くの若い子にとっては、けっこう夢は砕かれていた。
実際、03年ってたしか、倒産件数は、過去最高だったんじゃないかったかな。
その前には、911だし、
ワールドカップのお祭りも終わっちゃって
SARSは流行るし、戦争やってるしで、内に籠もって、...

で、流行った言葉は、「癒し」。

髪は黒くストレートになって、コスメより基礎化粧品が売れて、肌も美白志向に変化して...

こういう時は、チャレンジだとか、ワクワク・ドキドキだの言ってもダメだからね。
もっと、内に向かわなきゃ。心理は防衛的になってるんだから。
家族とか、伝統とか、ホッとするとか、優しさとか... そういうのだから。
こういう時の表現は。

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posted by waki at 02:02 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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