2008年11月08日

リスクと不確実性

いま、「資本主義は嫌いですか」(竹森俊平)を読み始めたところ。
... 私が信頼できると思っている人たちの多くが
「これは読んでおいた方が良い」ってけっこう言ってたから
アマゾンに注文してとっくに届いていたのだけど、
今まで放っておいたんだよね。

で、この本の中身じゃなくて(まだ、本当に読み始めたばかりなんだけど)
序文に出てたフランク・ナイトの「Risk, Uncertainty and Profit」のはなしに、
ものすごく反応しちゃってさ。


リスク  :  発生確率を予測出来ること
不確実性: 発生確率を予測し得ないこと

って分けて

リスクを取るなら、
その誰にも、収入と生産の期待値が計算可能だから、
競争を通して
収入の期待値は、生産の期待値まで、いずれ下がる。
つまり、利潤は消滅する。

不確実性を取るものだけが、利潤を取れる。

すべてをリスクで捉えられる市場なら、
例えばタクシーなら
自由競争なら、いずれ利潤は限界まで下がる。
(0になる。「自然賃金」まで下がる)

自由競争をしていて、大きな利潤が発生しているところは、
必ず不確実性を取っている。

あー、たったこれだけのことで、
スゴクいろいろなことが、みるみるアタマの中で整理できるよ。

やっぱ人間は言葉で考える生き物だよね。
突き詰めれば、言葉の定義だけなのにね。

--

そう僕たちは今、(ある件で)
明らかに不確実性を取りにいこうとしている。
...誰に対しても、「リスクを取りにいっている」と言っているけど。
でも、
「それはリスクだ。不確実性ではない」って言わなきゃ
金も人もついてこないものね。

でも、本質的に、新しい市場をつくるようなことは全部不確実性を取ると言うことだ。
つーか、経営の本質は、不確実性に向き合うことだよな。
posted by waki at 19:05 | Comment(0) | TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク
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